米ぬかってこんなにすごい!

2025.01.22

いつもご覧いただきありがとうございます。池田農場です!

今日は私たちがいつも使っている米ぬかについて少しお話したいと思います。
今年はこういった形で少しずつミニトマトを育てているうえでのこだわりポイントをお伝えしていければなあと思っております!
家庭菜園等のご参考にもなればと思います!

さて、米ぬかは、私たちの身近にあるけれど、意外とその価値が見過ごされがちな存在です。お米を精米するときに出る副産物で、普段は捨てられたり、家畜の飼料として使われたりすることが多いですが、実は農作物を育てる土壌改良にとても役立つんです。

まず、米ぬかが土壌に与える効果についてお話しします。米ぬかには、窒素やリン、カリウムといった植物の成長に欠かせない栄養素が豊富に含まれています。これらの栄養素は、土壌に混ぜ込むことでゆっくりと分解され、植物が吸収しやすい形で供給されます。そのため、化学肥料を使わなくても、自然な形で土壌の栄養バランスを整えることができるんです(※作物によって必要な栄養素の量は異なりますので、米ぬかだけですべての栄養分が補えるわけではありません)。また、米ぬかは有機物なので、土壌中の微生物のエサにもなります。微生物が活発に活動することで、土壌の構造が改善され、水はけや保水性が向上するというメリットもあります。

さらに、米ぬかには土壌のpHを調整する効果もあります。pHというのは土壌の状態が酸性かアルカリ性かを示す数値になります。理科の授業でリトマス試験紙で色を見たやつです。作物によって適切なpH値は異なりますが、米ぬかには酸性土壌を中和する働きがあるため、酸性に傾きがちな土壌を改良するのにぴったりです。これにより、植物が育ちやすい環境を作ることができるんですね。

そして、もう一つ見逃せないのが、米ぬかが雑草の発芽を抑える効果を持っているという点です。米ぬかを土に混ぜることで、雑草の種が発芽しにくくなるため、除草作業の手間を減らすことができます。

これらが米ぬかを作物に使用する主なメリットとなります。つまり、米ぬかはとても優秀な有機物であるということです!

私たちは米ぬかにさらに微生物を加えて使用しております。自然の力を可能な限り引き出しておいしいミニトマトをこれからも育てていこうと思います!!

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